2026年8月14日

歯科医院でよく見る歯のかぶせ物が取れる原因についてそれぞれ解説をします。
私が臨床でよくみかける歯が取れた原因は主に3つです。
①虫歯
②歯や土台の破損
③構造上の問題
そもそもかぶせ物とはどういうものなのでしょうか。

虫歯治療や歯の破損などで大きく削った歯の上から被せる、帽子のような人工のかぶせ物のことです。噛む機能や見た目を補う役割を持ちます。重度の虫歯治療で歯を大きく削ったとき、歯の神経を抜く治療を行った後、事故などで歯が大きく欠けてしまったときなどに行う治療法です。
①虫歯が原因でかぶせものがとれるとき
人工のかぶせものは専用の接着剤で歯にくっつけます。かぶせ物と歯のすき間から細菌が入り込み、中で虫歯が広がると、歯が溶けてしまい、かぶせものがはずれます。虫歯の進行が軽度の場合は、虫歯治療をした後でかぶせものを再製作します。
②歯や土台の破損

神経を取った歯は写真のように残った歯根にコアという土台をたててその上からかぶせものを接着します。
残っている歯が少なくなると咬む力にたえきれず、歯や土台が折れてくることがあります。
③構造上の問題

かぶせものをとれにくくするためには歯科医師の技術も必要になります。写真の青い部分は歯の高さを示しています。高さが高いほどかぶせものがとれにくいということになります。


もうひとつ重要なのは歯の側面の形です。2つの緑の矢印が平行なほどかぶせものがとれにくくなります。上の2つの写真では下のかぶせもののほうがとれにくいということになります。
かぶせものが取れてしまった時は問題がなければそのまま再度つけなおすこともありますが、ほとんどの場合は上であげたような問題があります。そのため、歯が保存できる状態の時は、かぶせものの再製作を行うことがおおいです。
もしかぶせものがとれたまま長期間放置をしてしまうと、適切に治療ができなくなることがあります。虫歯が進行して抜歯になってしまうこともあれば、歯が動いてしまいかぶせものをいれるスペースがなくなってしまうこともあります。
放置してプラスになることはないのでなるべく早めの歯科医院への受診をおすすめします!
