2026年8月08日

インプラントは、見た目の美しさとしっかり噛める機能を兼ね備えた優れた治療法です。周りの歯に負担をかけないという大きなメリットがあります。ほかの治療法との比較を診療案内のインプラントのページに詳しく書いていますので、きになるかたはそちらをご覧ください。

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)をうめこみ、人工の歯(かぶせ物)を装着して、歯の見た目と機能を回復させる治療法です。優れた治療法ではありますが、ブリッジ、入れ歯といったほかの治療法と比較して高額で、外科処置が必要というデメリットがあります。
では、インプラントはどうすれば長持ちするのでしょうか?
① 毎日の徹底したセルフケア
② 歯科医院での定期的なメンテナンス
③ 歯ぎしり・食いしばり対策(マウスピースの着用)
④ 禁煙に取り組む
⑤ 糖尿病などの全身疾患の管理
などがありますがもっと重要なことがあります。それは適切に治療が行われるということです。
状態の悪いインプラントはセルフケアを徹底して定期的にメインテナンスをうけたとしても違和感が続いてしまうことが残念ながらあります。そこでどのように治療されたインプラントは長持ちしやすいかについて解説します。
インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎といって歯周病のような状態になります。

直径が5mm、長さが10mmのインプラントをいれるとします。
青色の部分が骨の幅です。直径5mmのインプラントを埋入するときに、骨の幅が6mmだったとします。
この場合インプラントを埋入することは可能ですが、残った骨が非常に薄くなります。薄い骨はすぐに溶けてしまいます。結果として溶けた骨の部分に汚れがたまりやすくなり、歯肉に炎症がおこり、歯周病のような状態になります。

このようにならないために骨の幅はインプラントに対して余裕をもって確保する必要があります。骨の幅はCT写真を撮ることにより計測できます。もし骨の幅や高さが足りなかった場合は骨を増やす処置を併用してインプラントを行うことがあります。

このように薄い骨に対しては骨を増やす処置を行います。もちろんインプラントを長期的に安定させるポイントは他にも複数ありますが、骨の量がとても大切ということを知っていただけたらと思います!
