2026年8月28日

「朝起きると顎が疲れている」「歯がすり減ってきた気がする」「家族から寝ているときに歯ぎしりをしていると言われた」――このような経験はありませんか?
歯ぎしりや食いしばりは、多くの方にみられる身近な現象です。睡眠中だけでなく、日中に無意識に歯を食いしばっている場合もあります。
一時的なものであれば大きな問題にならないこともありますが、強い力が長期間加わると、歯や顎に負担をかけることがあります。今回は、歯ぎしり・食いしばりについて解説します。
歯ぎしり・食いしばりとは?
歯ぎしりとは、睡眠中などに上下の歯を「ギリギリ」とこすり合わせることです。一方、食いしばりは、歯を強く噛みしめる状態を指します。
歯ぎしりは寝ている本人が気づいていないことも多く、家族から音を指摘されて初めて気づくケースもあります。また、日中にパソコンやスマートフォンを使用しているとき、仕事や運転に集中しているときなどに、無意識に歯を食いしばっている方もいます。
歯ぎしり・食いしばりで起こること
歯ぎしりや食いしばりによる大きな問題の一つが、「歯に過剰な力がかかること」です。
強い力が繰り返し加わることで、
・歯がすり減る
・歯が欠けたり、ひびが入ったりする
・知覚過敏が起こる
・詰め物や被せ物が外れたり、破損したりする
・歯や歯の周囲に痛みを感じる
・顎の筋肉が疲れる
・朝起きたときに顎がだるい
・頭痛などにつながる
といった症状がみられることがあります。
ここで特に注意したいのは歯のひびです。ひびが進行すると歯が破折してしまうことがあります。割れ方にもよりますが、歯が破折してしまうと抜歯になってしまうこともあります。
歯ぎしり・食いしばりで破折する歯の多くは大きなつめものがはいっていたり、神経をとった歯が多いのですが、年間に何人かは全く治療していない歯が割れてしまい抜歯になる方をみかけます。
睡眠中の歯ぎしりから歯を守る方法の一つが、ナイトガードと呼ばれるマウスピースです。

ナイトガードは就寝時に装着し、歯と歯が直接強く接触することを防ぐことで、歯の摩耗や破折などのダメージから歯を守ることを目的としています。歯科医院では、一人ひとりの歯並びに合わせて作製することができます。
歯ぎしり・食いしばりによりなにか症状のある方はぜひご相談ください!
